1株食べると、1日長く生きられる。

By okinawaharb, 2015年10月14日

長命草〈ボタンボウフウ)

草丈が1mほどになる大型の薬草で、上部には細かい毛、葉は2~3の3出葉でボタンの葉に似ています。そして香りがボウフウに似ていることから「ボタンボウフウ」と名付けられたと言われています。海岸の岩場に生えるので「イワゼリ」よも呼ばれ、長寿につながる薬草として民間薬として古くから沖縄では「チョーミグサ」とも呼ばれていました。

「1株食べると、1日長く生きられる」といわれ、古くから食され、あらゆる病気の予防に良いぬちぐすい(沖縄方言で命の薬)と呼ばれてきました。500年以上前から五穀豊穣や海上保安などの祭りで、神様のお供え物として献上されたり、出産後10日の命名日にも長命草が振るわれたそうです。

[薬草活用メモ]
若葉は滋養強壮によく他の材料と一緒に煮たり、葉は生でも食べられます。根は必要に応じて堀り、輪切りにして陰干しにして煎じて服用します。民間薬として鎮咳、鎮静、利尿作用、感冒、咳止め、滋養強壮に利用されています。

学 名:Peucedanum japonicum
常緑の3年生草本・セリ科カワラボウフウ属
別 名:ボタンボウフウ、サクナ、イワゼリ
草 丈:~1m
花 期:夏
薬 効:高血圧、動脈硬化、神経痛、リュウマチ、鎮咳、鎮静、利尿作用、感冒、咳止め、滋養強壮
分布生育場所:台湾、中国、フィリピン

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