ゴーヤーと語尾を伸ばせば沖縄通。

By okinawaharb, 2015年10月14日

ツルレイシ(ゴーヤ、ニガウリ)

沖縄料理の代名詞といえる南国野菜「ゴーヤ」。熱帯アジア原産の蔓性1年草で、日本でも古くから暖地で栽培されています。花は8~9月に花柄を出して黄色い5裂した小花をつけ、花後に長楕円形の長さ15cm前後の果実となり、オレンジ色に熟したのち先端が割れて果肉に包まれた種子が見えます。 よく本土の方は「ゴーヤ」と呼んでいますが、地元の呼び方「ゴ~ヤ~(ゆるい感じで語尾を伸ばす)」と、沖縄通と一目置かれるかもしれません。

[採集と調整]
秋に熟した果実を採集し、種子ごとに輪切りにして天日で乾燥させます。果肉は甘いですが、果皮は苦い。良薬口に苦しとはよく言ったもので、苦みはフラボノイドの一種であるモモルデシンという成分で、肝機能を高め、胃腸を刺激して食欲を増進させる作用があるといわれており、抗ガン、老化や動脈硬化の予防などの生理作用も報告されています。
また、不揮発油、インスリン・ペプチド、配糖体モモルディン、カランチン、アルカロイド、果汁にはアミノ酸のシトルリンが含まれています。

[薬草活用メモ]
解熱、解毒、下痢などに効果的で、アジア、アフリカ、カリブ諸国では、未熟果を糖尿病の血糖値降下に用いています。種子油は、中国では避妊薬、西インド地方では、創傷治癒の促進に用いられているそうです。

学 名:Momordica charantia L.
多年草・ウリ科ツルレイシ属
和 名:ツルレイシ
別 名:ニガウリ、ゴーヤ
花 期:8~9月
薬 効:あせも、健胃、低血圧、高血圧、糖尿病、解毒、解熱、充血の眼病
分布生育場所:熱帯アジア原産、沖縄

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