薬膳野菜として重宝された命の薬。

By okinawaharb, 2015年10月14日

アオハンダマ〈水前寺菜)
沖縄では古くからハンダマと呼ばれて食べられている多年生の野菜。家庭菜園でも良く栽培されており、通年で収穫できる手軽な薬膳野菜として利用されています。中国では「三七草」、台湾では「紅鳳菜」と呼ばれているそうです。
鉄分が多く、βカロテンなどのビタミン類、カルシウムやカリウム等のミネラル類も多く含まれており、沖縄では昔から「ぬちぐすい(命の薬)」として重宝されていました。

[薬草活用メモ]
ハンダマは主におひたし、天ぷら、サラダなどで食べられており、加熱するとヌメリが出るのが特徴です。みそ汁の具に入れたり、ごま油で炒めても美味しく食べられます。

[ハンダマの薬膳]
紫色はポリフェノールの色素アントシアニジンで、目の機能向上、眼精疲労の回復に効果があるほか、強い抗酸化作用により、ガンなどの生活習慣病の予防にも効果が期待されます。
鉄分も多く含まれており、沖縄では古くから血の薬、不老長寿の薬といわれ増血、止血、貧血に効果があるとされてきました。生のハンダマ適量に卵を加えて食べると、目の病気や胸やけにも良いといわれています。

学 名:Gynura bicolor DC
多年生葉野菜・キク科ギヌラ属
和 名:水前寺菜(スイゼンジナ)
草 丈:30~60cm
花 期:1~3月
薬 効:低血圧、めまい、貧血、頭痛、不眠症
分布生育場所:東亜熱帯原産

《書籍版・琉球薬草誌はこちら》