美容や腎臓に効果的な猫の髭。

By okinawaharb, 2015年10月14日

クミスクチン

花は淡い紫色から白色で、おしべがピンと伸びたその様子からマレー語で「猫の髭」を意味する「Kumi s Kuching」と名付けられた特徴的な花が目印の薬草。

最近では有用成分のロズマリン酸に注目されており、食べ物に含まれる余分な糖分や脂肪分が腸に吸収されるのを阻害する働きがあることが報告されています。その結果、肌の皮脂への負担を軽減することで肌のテカりを防止、美肌効果が期待されています。

葉には苦み成分のひとつオルトシフォニンも含み、海外では膀胱疾患の治療にも用いられています。沖縄ではお茶の原料としても一般的に食されています。

[薬草活用メモ]
ドイツでは腎臓の薬として、オランダやフランス、スイスなどでは利尿薬としても知られています。一般的に「熱を冷まし、湿気をとり、石を除いて利尿作用を高める」薬効を持つといわれ、ミネラル成分を多く含んでいます。なかでも豊富に含まれるカリウムが血液や体液の水分貯蔵量を引き下げ、利尿作用を促進し血圧を効果させるとされています。

学 名:Orhosiphon aristatus
多年草・シソ科ホルトシホン属
別 名:猫の髭、キャッツウィスカー
草 丈:0.3~2m
花 期:6~11月
薬 効:急性腎炎、慢性腎臓炎、高血圧、糖尿病、神経痛、リュウマチ、関節炎、水虫
分布生育場所:インド、マレー半島原産、東南アジア、オーストラリア北部、太平洋諸島でなどでも広く栽培され、野生化もしています。

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